
味の素製薬と、ジェネリック医薬品(後発薬)メーカーの陽進堂(富山市)は25日、点滴に使う輸液製剤や透析関連事業を共同で展開すると発表した。2013年7月1日に両社の出資で新会社を設立する。味の素製薬は低迷しているこれらの事業を切り離し、新薬の開発を強化する。
新会社の名称は「エイワイファーマ」で、資本金は1億円。出資比率は陽進堂51%、味の素製薬が49%で、味の素製薬の大井川工場(静岡県焼津市)、清水工場(静岡市)、埼玉工場(埼玉県川島町)の3工場を新会社に移す。社長には味の素製薬の佐藤文正専務が就く。