中央自動車道笹子トンネルの下り線=18日、山梨県大月市

中央自動車道の笹子トンネル天井板崩落事故で山梨県警は25日、事故が起きていない下りの2車線を29日から対面通行にして仮復旧させることを明らかにした。
下り線は事故後の緊急点検で、多数の不具合が判明。中日本高速は「補修や原因調査より仮復旧を優先させる」として、9日から24時間態勢で天井板などの撤去工事を続けており、仮復旧までに換気用のジェットファンを付ける。
県警によると、対面通行はトンネル全長の約4・7キロを含む約8キロの区間。センターラインにポストコーンなどを設置し、車両の進入を防ぐ。トンネル内は時速40キロ規制とし、前後の区間などは50キロ規制。