映画ずきのしんちゃんさんのブログ
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21日
12月21日の日経平均は9,940.06-99.27(-0.99) 雲、基準線、転換線の上、ボリンジャーはプラス2σを切ってバンドが狭まってきている。MACDは上昇しているが、RCIは天井から離れそうな気配。強い上昇基調は維持しつつも、目先一服しそうな気配。
週足は雲、基準線、転換線の上、MACD、RCIも上昇しており、プラス2σ近辺で、中期的に強い上昇基調にある。ただし上に長いひげをだしており、目先天井をつけて変調する可能性も。
こうした短期、中期の動きの背景となっているのは、長期のトレンドで、月足をみるとわかりやすい。月足は基準線、転換線を抜けてきているものの、10000円のすぐ上あたりに分厚い雲の下限があり、これに抑えられている。雲の下限を抜けるには、かなりエネルギーがいるとおもわれるので、この水準を抜けるか、押し戻されるか、まだ微妙である。
ダウは13,190.84-120.88(-0.91) 日足は基準線の上だが転換線を切ってきた。ボリンジャーはプラスσの下、MACDは頭を丸め、RCIは天井から落ちてきている。目先一応なお上昇基調ではあるが、頭が重くなっており、雲の上限13000あたりまでは調整する可能性がありそうだ。
週足は基準線、転換線の上で上昇基調だがボリンジャーはほぼフラット。下値はきり上がってきているので下値の不安は乏しいものの、2本も長い上髭を出し、13200台の上値の重さを感じさせる。 月足をみると2007年の高値からの上値の抵抗線と2009年以来の下値切り上げのトレンドラインとの三角持ち合いが煮詰まりつつある様相だ。この数カ月から半年以内に、上に離れることができれば、かなり明るくなる。
ドル円84.26-0.12(-0.15) 日足は、基準線、転換線、雲の上、ボリンジャー+σの上、MACDも上昇。下に長いひげを出しており、ドル堅調な印象だ。週足も同じく、基準線、転換線、雲の上。ボリンジャー+σの上でバンドが広がっている。月足も基準線、転換線の上で、長期の上値のトレンドラインを明らかに上抜けてきているが、90円あたりに、雲がたれこめて下限が85円辺りまで次第にきり下がってくる形になっており、このあたりが上値の重しとなりそうだ
米国債の10年ものの動きをみると、まだ月足で転換線、基準線を抜けてきておらず、本格的な金利上昇局面とはなっていない。ということは、ドル円のドルの動きはもっぱら、日本の金融緩和期待が原因ということになると思われる。しかし仮に日銀が安倍総裁の要望を受け、2%目標を掲げたとして、どれくらいの実効性があるか、定かではない。自民党政権の補正予算などの財政出動も、期待先行という印象を免れない。ドル円チャートをみると、短期中期は堅調だが、長期の節目ー月足の雲の下限を抜けてくるほどのエネルギーはまだないのではないかと思われる。日経平均はおそらくドル円の動きに感応しているように思われ、こちらも月足のチャートで雲の下限につっかかってきつつあり、このあたりが当面の上値のめどになるのではないだろうか。
さらに上を追えるようになるには、やはり、ダウが長期の節目を上に抜けること、またアメリカの金利が上昇する兆しがみえることにあるだろう。消費者信頼感指数は上昇トレンドを維持、失業率も傾向的低下を続けているようなので、財政の崖の問題がなんとか片付けば、数ヶ月以内に持ち合いを上に抜ける可能性もある。政治的な対立でごたつけば、失速の懸念はもちろん残っているが。
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