それは玄関に立てかけてあった。
なんの飾りもなく。
何の書き置きもなく。
細長い直方体の物体が、そこにあった。
そう、たたずんでいるかのようにさり気なく。
そこにあることが、さも当然であるかのような風格すら感じられた。
※文学的情緒をかもしだす事に失敗したので、
以下、泣く泣く現実に戻ることにする。
一瞬、
『これはテロリストが置いた爆発物
か!
俺は誰かに宗教的圧力をかけた覚えはないけど?』
『いや、むしろテロリストではなく、
邪悪な私に、個人的な恨みを持った誰かが仕掛けたのか!』
『封を開けたとたん爆発し、その後の事件現場に
金田一かホームズ、古畑任三郎あたりが登場
しちゃうのか!?』
と疑ってしまったが、
送り主は、株を持っている某企業から。
(そーです、優待の一種です。またしても!)
郵便受けに入らないサイズだったから、
ドアに立てかけておいたのね(^^;)
…ってか、届けた配達員さん、
この配達方法は大雑把すぎだろ。
投げやりすぎるだろ。
そして無防備すぎるだろ(汗)
まあ、盗まれても大した損失じゃないけどさ。
むしろ個人情報をさらされっぱなしの状況の方が笑えるけどさ。
きっと悪意はなく、
玄関に届け物を 立てかけたのは
届け物を 立てかけたかったからだろう。
(あれ? こんな言葉をどっかで聞いたような…)
とりあえず、
『単価が低くて ポストに入らない贈り物は
玄関に置きっぱなしにされる』
という事を学んだ一日でした(笑)