
こたつに入って川下りを楽しむ観光客たち=1日午前10時すぎ、福岡県柳川市
福岡県柳川市の掘割を巡る川下りに1日、「こたつ舟」が登場した。寒風が川面を吹き抜ける中、観光客たちは、こたつに入って暖を取りながら、ゆったりと掘割沿いの景色を楽しんだ。
こたつ舟は、舟の中央に置いたテーブルの下に小型の火鉢を数個置き、布団をかぶせたもの。客足が遠のく冬にも客を呼び込もうと、1967年から運航され、今では水郷・柳川の冬の風物詩となっている。
この日、山梨県北杜市から夫婦で訪れた男性(65)は「風は冷たいが、こたつの中は温かくて、ゆったりと風情のある景色を楽しめた」と笑みを浮かべていた。