北海道で起きた大規模停電は29日で3日目となりました。午前11時現在、登別市を中心に7700戸が停電しています。
登別市内の婦人センターに設けられた避難所です。登別市の停電はピーク時の戸数の半分を切りましたが、午前11時半現在も7000戸を超える停電が続き、市内の7か所の避難所で250人以上が不安な夜を明かしました。
こちらの避難所では、およそ30人が3日目の朝を迎え、29日朝は、温かい豚汁などで体を温めていました。
「ありがたいです。温かいものを食べさせてもらって」(避難している人)
「きょうで3日目です。病気なので避難させてもらった」(避難している人)
避難所には、停電している地域を示した地図が掲示され、登別市長が見通しを説明しました。北電は、倒壊した鉄塔に代わる鉄柱などの設置を進めていますが、全面的に復旧するのは30日以降になる見込みです。
道内29日は日本海側を中心に大荒れとなる予報です。こちらの地域でも、昼過ぎから気温が下がり始め、氷点下になる見込みで、寒さの中、まだ厳しい状況が続きそうです。