金【「静中に動あり」狭いレンジ内も、放れた場合は迅速に！】

[日本ユニコムコールセンターsupportコース取引さん]

日中取引時間は、海外市場での下落を受け手じまい売り先行で始まり、前日比6円安の4484円で寄り付く。その後、NY時間外、為替相場とも小動きだったため決め手に欠き、終日安値圏で推移し結局前日比20円安の4470円で終了。

15日のNY市場は、金の需要減退懸念などから売られ、前日比16.3ドル安の1713.8ドルで終了。WGCはレポートで、中国や欧州の景気減速を背景に2012年第３四半期の世界の金需要が、前年同期比11％減少したと発表した。そのため、需要見通しに悲観的な見方が広がり地合いを悪化させた。ただ、米国の財政懸念を背景に底堅さは変わらず1700ドル台はキープしている。下値はしっかりとしていて値下がりは一時的なもの思われる。ただ今後に関しては、中東情勢が大きく悪化したり、米国の「財政の崖」問題での劇的な進展でもない限り当面はレンジ内取引が続くのでは思われる。

本日夜間取引時間は、統計発表は少なく、10月の米鉱工業生産・設備稼働率(23：15)が予定されている程度である。そのため、大きな変動は考えにくく、比較的狭いレンジ内での値動きと予想される。ただ、オバマ大統領の「財政の崖」回避に向けた与野党幹部との協議の進展状況には十分な注意が必要である。


夜間取引レンジ　4,435～4,501円

中川

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