BBCによると、デンマークは2・3%を超える飽和脂肪酸を含むバターなど乳製品や肉、加工食品を対象に飽和脂肪酸1キロ当たり16クローネ(約217円)を課税した。飽和脂肪酸が動脈硬化の原因になるとされる上、国民の間に増えている肥満を改善するため、脂肪分の少ない食生活を普及させるのが目的だった。
しかしバターの値段が250グラム当たり2・2クローネ上昇するなど日常食品の価格に跳ね返った。デンマーク人は安い製品を求めて隣のドイツで買い物をするようになり、課税の効果が疑問視された。
デンマークのスーパーはこれまで課税されていた食品の値下げを検討している。