現在、国内で稼働している原発は福井県の大飯原子力発電所のみである。
これだけ原発賛否の議論がある中で、一か所だけなのって感じだ。
今般、その大飯原子力発電所の下に活断層があるかもしれないという
指摘が出た。早速、掘り返して調査が始まった。
数メートル掘下げ、岩肌らしきものが出てきた。学者先生達が確認して
いる姿がニュースでやっていた。
活断層の上に原発を作ってはいけない。考えればその通りだ。
でも何故今なのか?
何故、今になって活断層がそこにあると分かったのか?
調べもしないで建設したのか? 誰が許可したのか?
素朴な疑問がうずまく。
マスコミのあら探し程度で分かる問題であれば、専門家が分からなかった
はずがない。それとも何も考えないでやっているのか。
ところで、そもそも活断層の定義から揺らいでいるようだ。
10万年前以降に動き出した形跡のある地層・・が、40万年前以降に
なった とか・・
人類の歴史自体が起源前後併せて5000年程度しかないのに、何十万年と言
われても俄かにピンとこない。
学者先生達は、正しい結論が出せるのであろうか。
地面の下の事なんてしょせん見えない場所だ。何がどうなっているのか分
からない。大丈夫なんて口が裂けても言えないだろう。
であれば、たぶん、結果はこうだ。
『今回の調査においては、ここ短期間の内に活動が始まると思われる断層
ではないと考察される。』的な話。
要は、分からないという結論だ。
政府はというと、原発の需要問題が優先するので、何とか穏便にという事
になろう。
結局、いつものことで時間が立てばみんな忘れてしまって誰かが勝手な事
をやり始める。