あさっての投資家さんのブログ
私たちの借金、あるいは資産について。
今日はしっかり書かせてください。
も、もちろん私はいっつもマジメですから!
バブルが叫ばれているのはいろいろある。
長い事、これもバブルと言われている。
日本の国債だ。
(正直、多くの人にとっては、バブルの実感なんてないところだが)
PCサイト:msn(日刊サイゾー)より、日本国債はバブル真っただ中?
http://topics.jp.msn.com/wadai/cyzo/article.aspx?articleid=1479576
しかし、上に書いたとおり以前からず~っと国債の買われすぎは叫ばれている。
そしてまだ、債券価格は高いまま(金利は低いまま)だ。
そして、こんな見解もある。
PCサイト:ブルームバーグより、米国が日本を見習うべきこと、それは借金の仕方
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MCCQ2N6KLVS501.html
ここでは、債券の保有者がほとんど国内であること、
そのため、外圧が少なく、ヘッジファンドからの売りが仕掛けにくいことを指摘。
つまり安定しているということだ。
(このコラムは理論が若干強引だが、国内完結型のメリットは頭に入れておくべきだろう)
さて私たちは色々な形で日本国債を持っている。
もちろん、個人向け国債を直接持っている人もいるだろう。
間接的には銀行などの預貯金、ファンド、保険、年金といった形で保有している。
そう、個人個人が意識しているか否かはべつにして、色々な形で持っている。
そしてさらに国内で保守的な機関投資家は、
国内債券での運用を増やそうとしている。下記の記事の通り。
(そして、その中には日本国債が多く含まれるだろう)
PCサイト:20年債中心に国内債券を増加=大同生命運用計画
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE89M05H20121023
つまり私たちの資産は様々な形をしているが、
原料の多くは日本国債というわけだ。
核心を言おう。
私たちは色々な資産を持っている様に見えるが、
その多くは私たち自身の借金でしかない。
つまり私たちは、持っているようで持っていないのだ。
禅問答のようだが、そういうことだ。
(私たちはゼロから+1と-1を創った。
では+1と-1はいずれゼロに戻るのか? そのままなのか?)
では、日本国債の危機はいつ来るのだろう?
それは日本人が日本国債を見切ったとき。
それは日本人が日本国債に恐怖したとき。
それは日本人が日本国債を買いきれなくなったときである。
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タグ:
>さて私たちは色々な形で日本国債を持っている。
もちろん、個人向け国債を直接持っている人もいるだろう。
(。´・д・)エッあかん??(笑)
私、持ってますしこの前償還受けたばかりですわ~
みんなが持っている生命保険やらもかなりの割合、
日本国債で運用されてるものもありますしねぇ~
でも日本人がその国債という存在をほとんどが知らないってのも
かなり問題かもしれませんなぁ~
コメントありがとうございます。
>(。´・д・)エッあかん??(笑)
>私、持ってますしこの前償還受けたばかりですわ~
償還したのですね。
(もう済んでるのかもしれませんが)
次の運用に向けて準備せねばなりませんね。
>みんなが持っている生命保険やらもかなりの割合、
>日本国債で運用されてるものもありますしねぇ~
>でも日本人がその国債という存在をほとんどが知らないってのも
>かなり問題かもしれませんなぁ~
保険や年金は、内容である投資対象をあまり意識していないですからね。
契約者のほうでちゃんと把握しておく必要はありますよね。
わたしも以前は、あさってさんのように思ってました。
でも、今は、その間違いに気が付いてます。
・ 日本国債=日本国民の借金により、国家資産=お役所の資産は膨らんでいる。
・ 国債借金と国家資産を差し引くと、残りの借金はそれほどない。
・ 日本は世界有数の海外資産を持っている(もし国債危機で円安になったとしても海外資産の円建て価値は上がる)。
・ ゆえに全体としてまだまだ借金出来る余地がある。
・ つまり、国債危機は起きない。
現在の国債危機は、増税に追い込むためのねつ造です。
国債暴落は保有者が日本国内の金融機関ばかりなので意図的に起こすことが可能ですが、それはホントの国債危機ではないです。
jojuさんと同じような主張の本を過去に目にしたことがあるので、
少々謎というか質問があります。
>国家資産を差し引くと、
国の資産で、額面どおり売れるものって、どれぐらいあるのでしょうか?
もう少し知りたいのが、河川とか公共のものって売れるものと売れないものがあるような気が(涙)
国有林とかが売れるのははわかりますが…。
>・ 日本は世界有数の海外資産を持っている
それは以前からみんな知っていますが、内容は主にペーパーアセット(米国債)では。
だとしたら、米国債の価値がある間は、どっかのヘッジファンドが空売りをしにくいってだけでは?
また、米国債暴落後のリスクや、過去の橋本政権時代の様に、
米国債の売りをアメリカから牽制された場合はどうすれば良いのでしょうか(××;)
>国債暴落は保有者が日本国内の金融機関ばかりなので意図的に起こすことが可能ですが
個人的には、そっちのほうが懸念材料だと思っているのですが、どうなのでしょうか。
国内の金融機関や保有者が外国のメディアや機関投資家に煽られるか騙されるかして。
(あと、これは私の文章の拙さゆえ、伝わらずに残念なのですが)
借金を出来る余地がないかがこの主題ではなかったで、
もしその主張をされるなら、ご自身の日記でやって頂くと有益なのではと思いますよ♪
> つまり私たちの資産は様々な形をしているが、
> 原料の多くは日本国債というわけだ。
えーーーーー!
ちょっとびっくりです!
> 私たちは色々な資産を持っている様に見えるが、
> その多くは私たち自身の借金でしかない。
> つまり私たちは、持っているようで持っていないのだ。
なかなか深いですね(^o^)
> では、日本国債の危機はいつ来るのだろう?
> それは日本人が日本国債を見切ったとき。
> それは日本人が日本国債に恐怖したとき。
これ、恐いですね。
コメントありがとうございます。
>えーーーーー!
>ちょっとびっくりです!
もちろん、世界中の色々な資産を混ぜて運用してはいるようですが、
日本国債をたくさん持っているところは多い様ですね。
>なかなか深いですね(^o^)
もしかしたら、資産と言うよりお金について
当てはまる事なのかもしれませんが…(汗)
>これ、恐いですね。
そうですよね。
もちろん必要以上に警戒することはないのですが、
そんな可能性もある、と頭のどこかに残しておきたいです。