シアヌーク前国王死去 カンボジア国民統合の象徴

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 カンボジア・プノンペンの王宮前で2011年10月、演説するシアヌーク前国王(共同)

 

 【プノンペン共同】20年以上にわたる内戦や混乱を経て平和を実現したカンボジアの「国民統合の象徴」だったノロドム・シアヌーク前国王が15日、心不全のため滞在先の北京で死去した。89歳だった。複数の政府当局者が共同通信に明らかにした。

 1941年に18歳で即位。53年に旧宗主国フランスからの完全独立を達成し「独立の父」として国民から敬愛された。晩年はがん治療などのため中国に長期滞在することが多く、今年1月から北京で過ごしていた。

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