モウ山 ウシ象さんのブログ
負け犬の、負け犬による、負け犬のための相場展望94
中国の貿易収支が、市場予想を上回り、276億ドルの黒字となる(70億ドル程)。アメリカでは、新規失業保険申請件数が、市場予想より、大幅に減少し、33.9万人となる。
スペインの支援要請が、謎の3人の関係者により、11月になる見込みであるとの、噂が、まことしやかに、市場を駆け巡っているようである。
アメリカの、新規失業保険申請件数の減少は、ある特定の州の、失業率が、大きく減少したためであり、季節要因も含んでいるようであると、アナリストが分析しているようである。
ダウが、いまいち、伸び悩んでいるのは、このあたりに、起因しているようである。ユーロが、底堅く推移している。かといって、上値を追うわけでもなく、ユーロ圏のニュースに反応しての買戻しであるようである。
基本的に、ユーロの国債問題は、ECBにしろ、ESMにしろ、どこのだれが、赤字国債を、引き受けるかということであり、借金がなくなるということではないのである。
ESMによる銀行への資本注入により、国債リスクと銀行との切り離しをはかるとのことである。
つまり、ESMが、国債の買い入れとともに、銀行への貸し手にもなるということである。
ただ、それだけである。つまり、借金を、すべてESMが引き受けるというだけなのである。だれが借金を、引き受けるか、資本がデカければデカいほど、安心感につながり、市場が安定するということなのである。借金を引き受けてやっているうちに、返す算段をしろということなのである(そのあてがない)。
ギリシャ国債を、ECBが引き受けたが、結局、ギリシャの景気がよくならず、債務の削減も思うようにはかどらずという状況である。
スペインも、ギリシャと同じ運命をたどるのは、明白である。
ポンドが強いのは、イギリスの景気が良いというわけでなく、債務を削減しているからである。チャートをみていると、ポンドが売りたくなってしまっているのは、はたして、ウシ象だけであろうか。
<為替相場>
ドル円 77.20~79.20
ユーロ円 100.20~102.80
ユーロドル 1.2780~1.3120
中国の貿易収支が、改善していたので、豪ドルの買戻しが、進みそうである。今週は、10月18日に、中国の重要指標の発表があるので、このあたりまで、豪ドルは強そうである。
月曜の朝に、豪ドルを買ってみてもよいかもしれないと考えている。
ユーロが売られ、豪ドルが買われるという、相場展開であったので、まだ、豪ドルには下値の余地がありそうであるが、1.0120あたりにストップをおいて、少しだけ、買ってみようか?
アメリカの指標も、数多く発表されるので、指標により、レンジ相場というところだろう。
そろそろ、年末なので、注意が必要である。
<株式相場>
日経平均 8350~8900
よくわからない、相場展開である。ダウは、頭が押さえられている状況である。決算発表があるので、外需株などが売られる可能性があると考えているが、今まで散々売られているので、逆に買戻しの相場展開になるかもしれない。
一応、日経平均先物を、少しだけ、買ってみた、空売りは、そのままの状態にしている。
今週も難しそうである。