三菱自動車と富士重工業は5日、中国での9月の新車販売台数が前年同月と比べいずれも6割減少したことを明らかにした。他の日本メーカーの販売も急速に落ち込んでいるとみられ、反日デモと不買運動の拡大による影響の深刻さが浮き彫りになった。
三菱自の9月の販売台数は、前年同月比62・9%減の2340台。富士重は64・5%減の1857台となった。マツダも34・6%減の1万3258台だった。
トヨタ自動車、日産自動車、ホンダ、スズキも週明けに統計を発表するが、いずれも台数を落としているとみられる。
各社は中国の国慶節に伴う大型連休が明ける8日から、中国の工場を再稼働する予定。