●みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
経済アナリスト、木下 晃伸(きのした てるのぶ)です。
●それでは、本日も、雑誌「マネージャパン」ホームページに平日毎日連載している「経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース」をご覧下さい。
本日もよろしくお願い申し上げます。
●来月4月13日(日)、14日(月)、15(火)と「ベトナム投資セミナー」の講師を務めます。ご興味ある方は【無料】でご参加いただけます!
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本日の目次
■経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース
■編集後記
■テキストはこちらから
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【経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース】
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※※おかげさまで22,297名!のみなさまにお読みいただいています※※
☆雑誌「マネージャパン」ホームページもぜひご覧ください!
>>http://www.sscom.co.jp/money/
2008年3月25日(火)本日お伝えする内容はこちら!
1.されどバーナンキ
2.銀高騰はバブルなのか
3.印タタ、M&A戦略加速
>>http://www.terunobu-kinoshita.com/20080325-toushinou.pdf
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( 資料作成:木下 晃伸 きのした てるのぶ )
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■編集後記
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●免許更新
今日は5年ぶりに免許更新です。
今の免許証は、本籍地がICチップになっているんですね。
大人気なく驚いてしまいました。
でも、残念なことに、次は3年・・・せっかくゴールドだったんですが・・・
ご意見・ご感想はお気軽に【日記のコメント欄】へ!
( 文責:木下 晃伸 きのした てるのぶ )
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■本文テキストはこちらから!
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1.されどバーナンキ
●日銀総裁が空白の中、FRB議長バーナンキ氏の決断に注目が集まる
●マネーの変化をいち早く理論付け
●世界最大の債券投資家ビル・グロス氏も注目している
日経新聞コラム「一目均衡」に、政治の不安定から日銀総裁が空白となっている日本を尻目に、米国FRB議長バーナンキ氏に注目が集まっていると書かれている。
75兆円を運用する世界級の債券投資家ピムコが不動産融資を証券化した債券(MBS)を買っているというのだ。それは、率いる最高投資責任者で「ボンド・キング(債券王)」の異名を取るビル・グロス氏の発言に人が隠されている。
●最終的には、FRBがMBSの購入に動くだろう。
04年、バーナンキ議長は、通常の金融政策が取れない時を見越した代替策を論じている。そのひとつに、売られすぎた資産の購入で市場に相場観を伝えるというのがあった。中央銀行が買えば、価格や利回りが動く、ということなのだろう。
実質金利はほぼゼロに低下し、利下げの余地は限られてきた。すでに、大手証券が持つMBSを裏付けに資金繰りを助ける措置は、バーナンキ議長が考えている資産の購入に近い。3月も末に近づき、株価も一定の安定感を持って上昇している。この流れは続くのか。バーナンキ議長の次の一手に投資家の視線は注目している。
2.銀高騰はバブルなのか
●国際商品相場は荒い動きになっている
●これまで買われるのか、と奇妙に感じるほど高騰したのが銀
●需給の裏付けのない価格上昇は破綻するバブルなのか?
原油が1バレル110ドル、金が1トロイオンス1000ドルを初めて突破したと思いきや、19日、20日と急落した。当メールマガジン3月15日付けで、金が1トロイオンス1000ドルを突破した日、「投機の金」として、撤退を示唆するメールをお送りした。
●このまま上昇するのかどうか。私だったら、この場面では完全撤退する。独歩高する金融商品はたしかに魅力がある。しかし、コーラより安い原油と、ここ10年、年間2,500トンしか生産されない希少資源が同様の理由で上昇するというのは、私には論理的に映らない。現在は「投機の金」だと思う。
同様に銀を見ると「バブル懸念」があったとする日経新聞コラム「大機小機」の論調は面白い。
●英調査会社によると、需要、供給ともここ数年は大きな変動がない。需給は均衡ないし緩和気味であり、とても値上がりするとは思えない。(中略)需給の裏付けのない価格上昇はやがて破綻するバブルなのか、それとも高度化した市場の価格決定メカニズムの様変わりを象徴しているのか。
私は、資源関連はいったん調整局面を迎えると考えている。そのため、日本株においても商社や非鉄、海運など資源関連に対しては弱気コメントを継続して発してきた。その考えはまだ改める必要はないと考える。それは、資源高は「バブル」の可能性があると考えているからだ。
3.印タタ、M&A戦略加速
●インドの大手財閥タタグループが海外M&Aを加速している
●英高級車ブランド「ジャガー」を巡る買収交渉も大詰めを迎える
●M&A投資は累計200億ドル(約2兆円)に迫った
本日日経1面には、新日鉄がブラジルに海外初の高炉を建設するという記事が大々的に報道された。新日鉄株価は、前日比15円高(+3.04%)の508円で引けた。しかし、私はそれほど大きなニュースに映らなかった。投資に踏み切るニュースとも思わなかった。
それよりも、前日夕刊に掲載された小さなニュース「印タタ、M&A戦略加速」のニュースの方が、非常に大きなニュースだと思う。
例えば自動車だ。傘下のタタ・モーターズは3,000ドルカーを出す小型車メーカーだ。しかし、現在、英高級車ブランド「ジャガー」や「ランドローバー」を買収しようとしていることはあまり知られていない。
また、新日鉄がブラジルに高炉を建設する必要は5,000億円超。一方で、タタ製鉄による欧州鉄鋼大手コーラスの買収は約120億ドル(約1兆2,000億円)だ。桁違いの買収劇が起こっているのに、まったく反応していない。
日経新聞も海外情報は、政治情報に偏りすぎているきらいがある。海外特派員も、政治部出身の記者が多いことも影響しているだろう。しかし、これは逆に言えばチャンスがある、ということでもある。日本だけでなく、世界をコノ目で見てくることが、さらなる投資チャンス発掘の足がかりとなる。
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◇発行人/編集人
木下晃伸(きのしたてるのぶ) (社団法人)日本証券アナリスト協会検定会員
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