先ほど、テレビでNスタを観ていました。
最近よく話題にされる万引きGメンですが、万引きをした人の言い訳は、
「出来心」「魔がさした」
というのが非常に多いですね。
万引きだけではありません、飲酒運転で捕まった時にもこの言葉、多用されますね。
「ゾクゾクする」「スリルがある」などと、反省の気持ちが全然無い奴もいました。
これは論外。
馬鹿にしているとしか思えないです。
「出来心」とは、ついついふらふらと起こった好ましくない考えのこと。
「魔がさした」とは、悪魔が心に入り込み、悪い行動をすること。
なんとも責任逃れの都合のいい言葉だろうか・・・・・・。
「自分は本当は真面目な人間で、こんなことをする人ではない。」と言いたいのだろうか?。
「誰も見ていないから、盗んでしまおう」「検問していないだろうから運転して帰ろう」
こんな考えが「魔」なのかもしれません。
しかし、その正体は「本人の欲」にすぎません。
理性によって隠されていた本性が、現れただけの事です。
それを「魔がさした」などと、自分以外の誰か(悪魔)によって犯罪を起こしてしまったような、
言い方は、反省の気持ちではなく、単なる責任逃れでしかありません。
甘い誘惑に負けたのは「魔」なんていう正体不明のものではなく、
「自分自身の弱い心」が原因です。
そのことを認めなければ、反省した事にならないと思います。
そこから、「形だけではない本当の謝罪」の気持ちが芽生えることでしょう。