JALのIPO 雑感

[呑気呆亭さん]

日本航空 （9201） は、昨日のIPO以来　出来高が一位で話題になっています。

２年半前の JALの倒産劇では、金融機関を含め多くの関連企業が債権を放棄する形で被害を蒙りました。

今回のIPOでも他社との公平性が議論になっています。

さて、IPO直前のＪＡＬの株主は以下の通りでした。

（株数は千株単位。括弧の中は保有割合のパーセント値。）

(株)企業再生支援機構 175,000(96.4)
京セラ 　　2,500 (1.3)
大和証券G 　　2,500 (1.3)
東京海上日動火災 　　　750 (0.4)
損保ジャパン 250 (0.1)
JTB 150 (0.0)
阪急交通社100 (0.0)
あいおいニセイ同損 　50 (0.0)
三井住友海上火災　50 (0.0)
三菱UFJ信託銀行JAL持株信託口     2 (0.0)

日本航空 名誉会長の稲盛さん、ちゃんと京セラ株を通して漁夫の利を得ていますね。

中国のことわざに曰く：
君子防未然、不處嫌疑間。瓜田不納履、李下不正冠。

「君子たる者、人から疑いを招くような事を未然に防ぎ、疑いをかけられるような振る舞いはしないものだ。（取ろうとしていると勘違いされぬように）瓜（うり）畑の中で靴を穿（は）くような仕草をしたり、李（すもも）の木の下で冠を被り直したりはしないように。」

稲盛教 教主の倫理観は この程度ですか。 　(>_<)