15日午後5時35分ごろ、名古屋市港区潮見町の中部電力新名古屋火力発電所内のガスタービンから出火しているのを中央制御室の監視員が見つけた。二酸化炭素(CO2)による消火装置を作動させ、間もなく消し止めた。タービン室の壁と耐熱材が焦げていた。けが人はなかった。
名古屋水上署によると、出火したのはガスタービン10基のうちの1基。名古屋市消防局の消防車20台が出動したが、放水はしなかった。同署が出火原因を調べている。
この火災で、中電は他の火力発電所の出力を上げるなどして電力を補った。16日以降も別の火力を代替運転させるため、広報担当者は「当面、安定供給への支障はない」と説明している。