木曽町元係長を放火容疑で再逮捕 

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 長野県木曽町で今年4月、町役場日義支所を放火して全焼させたとして、県警捜査一課と木曽署などは30日、公金を横領したとして業務上横領罪で起訴された元木曽町教委日義教育事務所係長田口俊久被告(47)=懲戒免職=を、非現住建造物等放火と建造物侵入の疑いで再逮捕した。

 再逮捕容疑では、4月6日午前1時20分ごろ、支所に侵入後、自分のライターで事務所内に放火し、全焼させたとされる。

 火災は4月6日未明に発生、鉄骨一部木造2階建て1000平方メートルを全焼した。けが人はなかった。田口容疑者は町民でつくる「日義地域自治協議会」の教育文化部会の会計担当者で、火災当日は部会に対する自治協議会の監査が予定されていた。捜査関係者などによると、公金横領の発覚を恐れ、放火したとの趣旨の供述をしている。

 田口容疑者は、部会の会計事務や口座管理を担当していた2010年4月と7月、計60万円を着服したとして、8月14日に業務上横領罪で起訴されている。

 木曽町の田中勝己町長は「痛恨の極みで、町民に深くおわび申し上げる。信頼回復に全力で取り組む」とのコメントを出した。

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