DRAGON'さんのブログ
日韓通貨スワップを継続すべしと主張する日経
本当にマスコミはロクなものでは…。
http://blogos.com/article/45848/
”懲りずに日経新聞が、日韓通貨スワップを継続しろと主張しているのです。
8月28日の記事なのですが、その理由はといえば、スワップ枠を縮小してウォン安になってしまえば、日本の株価にも影響を及ぼすからだ、と。
そして、日経はさらにその根拠として、ゴールドマンサックス証券によれば、ドルやユーロに対してよりも対ウォンで円高が進んだときに株価は最も下落しやすいからと言っているのです。
まあ、新聞社がどんな考えを持とうとそれは自由である訳ですが、何度も言うように、韓国が如何に不合理な言動に出ようと、日本のマスコミがこうして韓国に甘い態度を取ることが韓国側の態度を増長させてきたのです。
それにしても、新聞社の務めとは真実を国民に伝えることですから、その点については努力すべきだと思うのです。
つまり、ウォンに対して円高になったときに株価は下がると本当に言えるのか、と。
では、改めてウォン相場の推移を見てみましょう。
例えば、世界経済がまだ順調だった2007年の6月頃、1ウォンは0.13円程度であったのが、その後ほぼ一貫して下がり続け、2009年2月には0.064円ほどになったのです。そして、その後2010年の4月に0.08円を超えたこともあったのですが、それ以降は1ウォン0.07円前後で推移しているのが現実です。
そして、このウォン相場の動きをもっと長いスパンで眺めると、30年ほど前には1ウォンが0.3円を上回るような状況にあったのに、最近では0.07円前後と、歴史的に見て最もウォンが安くなっていることが分かるのです。
では、その一方で日経平均はどう推移してきたか?
日経平均が1万2千円を割ったのがリーマンショックの起きた2008年9月であるのですが、実は日経平均もそのリーマンショックが起こる1年ほど前から下げ始めていたのです。そして、2009年2月に8000円を切る水準にまで落ち込んだ後盛り返し、2009年夏には1万円台を回復したものの、その後もたついているということなのです。
ということで、確かにリーマンショックの1年ほど前からウォンも日経平均も下げているのです。
でも、だからと言って、ウォンが急落したから株価が落ちたと本当に思っている人がどれだけいるでしょう?
もちろん円がウォンに対して強くなれば、それは日本の輸出企業が韓国の輸出企業に対して輸出競争上不利になることを意味する訳ですが、しかし、円高で株価が下がる理由は、ドルに対し円が高くなれば、ドルで受け取る輸出代金を円に交換したときの、円建ての受取額が減少してしまうからというのが直接的な理由であるのです。
だから日経の主張はどうしても支持できない、と。
それに、仮に日経の主張に合理性があるというのであれば、それならそれで、韓国が日本とは違い、欧米の意向などお構いなしに為替介入している事に対してどうして異議を唱えないのでしょう?
韓国は絶えず為替介入をしてダーティだ、と。
百歩譲って、通貨スワップというのであれば、韓国が自国のウォンを提供するというのなら、日本も
円の提供にとどめるべきであり、ドルまで提供する必要はないと思うのです。
つまり、どこまで言ってもこの日韓スワップというのは、韓国支援でしかなく、しかも、韓国がどれほど日本の主権を侵害するようなことをしても韓国支援を続けると言うのでは、韓国はいつになっても竹島の実効支配を止めないと思うのです。
このような記事を日本の新聞社が掲載するので、韓国でも誤解する人が現れるのです。
最後に一言。
韓国へのスワップによる支援額は700億ドル相当で、約5兆5千億円。ということは、国民一人当たり約5万円。
幾ら何でも気前が良すぎではないですか?”
前々から自説を述べてますが、自分は韓国は為替操作国だと思うのです。一応アメリカの同盟国なのと、恐らくは経済規模の観点からアメリカから認定されてないだけで。
ただ認定の方は兎も角、韓国が自国に有利なように為替ルートをいじり、韓国企業を後押ししている為に世界の市場で日本企業が押されている側面が有ります。
自由貿易の観点からすれば韓国のやり口は国家ぐるみでルールを犯している訳で、どう見てもダーティだと思うのですが…。
むしろ日経を上げたければ韓国を何とかするのが正解なんじゃないでしょうか。
少なくともダーティな手段で競争を優位に持っていこうとしている韓国と、その恩恵に与っている韓国企業が一方的に有利になる状況は解消すべきかと。
竹島の件は折角、口実を向こうが持ってきてくれたので、それを有効活用して欲しいのですが…。
PS.
首相に問責が来ましたね。
…今後、中露韓が、この政治的混乱にどうでるか。
(相手も次期政権に喧嘩を売りたくはないでしょうが、向こうの状態と日本の状況を見ると強硬論も出る筈。状況は、かなり流動的になりそうな…)
またその後に来るであろう選挙の争点に領土問題がどう出るか。
(選挙前は強硬論が多く出るでしょうが…。実際の政権に就いてからがどうなるか…)
興味は尽きないのですが…。
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対韓輸出のGDP比は1%くらいでしょ?そんなもんで日経が右往左往するもんなんでしょうか?対韓での直接の貿易より、ウォン安での世界市場での家電製品のシェア争奪の方が、日本にはダメージがデカイんじゃないかな。ただ、輸出立国の韓国と違って、家電製品輸出の日本の対GDP比は、雀の涙程度ですけど。
日本の株価が為替レートにすぐ影響されるのは、外資の売買比率が高過ぎるからかな…。あとデフレと。
内需景気が回復して国内資金が自発的に国債から株式市場に向かわない限り、外資の為替レート着目のトレードの影響を受け続けるんじゃないかと。
マーリンエンジンさんへ
こんにちは。コメントありがとうございます。
仰る通り日韓の直接貿易はあまり日経に関与は無いでしょうね。
ただ世界の市場に関して家電以外にも造船とか原子力とかダンピングされている分野は他にもありますよ。ディスらないであげて。(苦笑)
まぁそれは兎も角、
>>内需景気が回復して国内資金が自発的に国債から株式市場に向かわない限り、外資の為替レート着目のトレードの影響を受け続けるんじゃないかと。
結局、この件は複合的な要素なんで韓国だけじゃないのは自分も分かっていますが、内需の落ち込みの原因の一つ、日本の産業の空洞化の幾何かは、やはり中韓の安い労働力や為替レートによるよるもの(と言うか複合的な要素が更にスパイラルしてるんで…)で、それを考えると商売敵を一方的に助けているようなスワップはいらないのでは。
それに元からスワップの目的の一つは当時韓国にデフォられると韓国に関わっている企業がとりっぱぐれるからって側面も有りましたし。
(その辺り分かってないで韓国リスクを高めている様な企業は自己責任な気がしますすしね)
その辺り政治的にも当時の理由的にもそぐわないので韓国相手の特別な通貨スワップはもういらないでしょう。
まぁ自分はそんな風に考えています。
では、失礼します。