台風１５号の影響で、九州では２６日、町議選が延期されたほか、交通機関に乱れが出るなどした。
鹿児島県では与論町が町内の全世帯（約２４５０戸）に、徳之島町が約１７０世帯に避難勧告。与論町では住宅１棟が全壊し、ホテルの宿泊客など２７０人以上が町の体育館や公民館に避難した。与論島（与論町）、沖永良部島（知名町、和泊町）の３町でこの日予定されていた町議選の投開票は９月２日に延期。九州電力鹿児島支社によると、２６日午後１１時現在、奄美市や徳之島町、喜界町など１２市町村、約４万９４００世帯が停電している。
空の便では那覇空港発着便を中心に欠航が相次ぎ、２７日以降も続く見通し。船舶では博多港（福岡市）－福江港（長崎県五島市）、島原港（同県島原市）－熊本港（熊本市）で欠航が出たほか、博多と韓国・釜山を結ぶ高速船「ビートル」「コビー」は２７、２８の両日、全便欠航する。
