金【転換線レベルの4,030円を下回るか?】
8月1日新甫の東京金相場は反落。31日のNY金相場が米欧のイベントを控えて様子見姿勢が強まる中で、利益確定の売り優勢となった事から、5営業日ぶりに反落した。これを受けて、東京市場もNY金と同様に手じまい売りが先行して始まった。その後は中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を下回った事や、これに伴う円高基調を受け、一時下げ幅を拡大する場面もあったが、寄付き値近辺での揉み合いとなった。

本日は昨日から2日間の日程で開かれている米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表(27:15)待ちで思惑が交錯し様子見姿勢強まると考えられる。この直近3カ月の米非農業部門雇用者数が前月比10万人を割り込むペースに鈍化し、米国の景気減速懸念が強まっている為、追加緩和期待が強まっているが、前回の米連邦公開市場委員会(FOMC)でツイスト・オペの年内延長を決定したばかりである為、今回の米連邦公開市場委員会(FOMC)は現状維持ではないかと思われる。問題は、次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)に期待を出来る様なコメントがあるかである。何れにしても結果待ちである。また、明日の欧州中央銀行(ECB)理事会も色々と発言や思惑が交錯しているが、こちらはドイツ次第となっている。こちらも結果待ちである。(21:15)米7月ADP全国雇用者数、(23:00)米7月ISM製造業景況指数に注目。

チャート的には、本日下ひげで一目均衡表の雲下限で踏ん張っているが、もし転換線レベルの4,030円どころを下回ると4,000円割れが考えられる為、想定して取引に臨むべきか?

夜間取引レンジ 4,030~4,115円

池末
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