大津の中学生自殺、アンケート結果公開

[arama-さん]

　滋賀県大津市の男子中学生が自殺した問題で、市の教育委員会は１３日、生徒のアンケート結果を、議会を傍聴した市民らに配りました。

 

　大津市議会で議員と市民に公開されたアンケート結果は、２９ページあります。そこからは、自殺した生徒が去年９月以降いじめられるようになり、その後エスカレートしていく様子がうかがえます。

　「体育大会のとき、死んだ蜂を食べさせられていた。口の中にいれて吐き出した」
　「トイレで暴力をふるわれていた」
　「蛙を食べさせられた」
　「両手を後ろで結ばれ、口にガムテープをはられていた」（アンケート結果の概要）

　また、自殺前日のことや同級生らが生徒の死を知ったときの態度についても書かれています。
　「『もう俺死ぬわ』とメールをして、『死ねばいいやん』と送り返していた」
　「『死ね、死ね。あっもう死んだか』って言っていた」（アンケート回答）

　アンケート結果には、「亡くなる３日前に同級生らに本を取られていた」という記載もあり、関係者によると、「同級生らは本を取っただけではなく、生徒の部屋に勝手に入り、中を荒らした上、財布も取っていった」ということです。

　一方、文部科学省は、この問題を調査する大津市を支援するため、来週１７日に職員３人を現地に派遣することを決めました。職員らは問題を調査する市の第三者委員会の立ち上げについての助言などをする方針で、当面２週間程度活動するということです。