米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービス=ニューヨーク(ロイター=共同)

【ニューヨーク共同】米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは12日、ユーロ圏第3位の経済大国イタリアの国債格付けを「A3」から2段階引き下げ、上から9番目の「Baa2」にしたと発表した。見通しは「ネガティブ(弱含み)」のままで、さらに格下げの可能性がある。
欧州債務危機を背景に、イタリアに対する金融市場の信認が揺らいでいることや、景気見通しの悪化が要因。Baa2は、「投機的」水準から2段階上の格付け。
いったん小康状態となっていた欧州債券市場に再び動揺が広がる恐れがある。
(2012年7月13日 10時52分)