ここ数年、大型株の増資が目立つようになって
きました。
増資をすると発行株式数が増えて、1株の価値が
薄まるため株価は大きく下落します。
そのため、増資前の保有者は大きな含み損を抱える
要因となってしまいます。
増資をする株を掴まないための最善策は赤字決算が
多い企業や有利子負債が多い会社を避けることです。
できれば過去5期分の決算を見ておく必要があります。
もし2期以上赤字決算があれば投資は控えておくべきです。
他には長期保有ではなく、短い投資スパンに徹すること
などが有効です。
その一方で、好調な業績が続いている会社や黒字決算が
定着している企業の一時的な悪材料は「買い」です。
悪材料で業績が落ち込んだり赤字転落になるような事態に
なろうとも、その状況を克服したときに優良企業であれば
株価は元に戻るからです。
賢い投資家の皆様は大型株の増資で投資を検討するの
ではなく優良企業の一時的な悪材料に注目して投資対象を
選んでみてください。
優良企業でない会社を投資対象に選んでも、大きな利益には
繋がらない場合が大半です。