私のためのメモ日記4
◆ 希望と貪欲
それから、相場で成功できない投資家は希望と縁の切れない人たち、ということができる。市場では、希望は貪欲と表裏一体だ。
ひとたび株の世界に入ると、だれもが望みを抱くようになる。ものごとを積極的、肯定的に考え、ベストを希望するというのは、人間の否定しがたい本質のひとつだ。そして人生を生き抜き、競争に打ち勝とうとする場合、欠かすことのできない要素ということができる。しかし市場にあっては、無知や貪欲や恐怖と同様、希望も、理性の目を曇らせ、事実の直視を妨げる。
世紀の相場師 ジェシー・リバモア氏