夜間立会見通し

[日本ユニコムコールセンターsupportコース取引さん]

金
日中取引時間は、NY市場が欧州中央銀行(ECB)による利下げ観測などから上昇したことを受け、前日比21円高の4041円で寄り付く。その後、国内市場は円高進行とともに値を下げ、結局前日比15円高の4035円で終了。27日のNY市場は、ECBの専任理事が主要政策金利を現状の1.0％さら下げることもありえるとの認識を示したことから、利下げ観測が強まった。それにより、インフレ資産ヘッジとしての金は買われた。また、最近の値下がりに対する、買戻しも入った。ただ大部分の投資家は、債務危機対策を協議する28.29日のEU首脳会議を前に手控え薄商いであった。ドイツのメルケル首相がユーロ共同債導入について否定的であるため、有効な方策は見出せないとの見方が強い。その場合ユーロ安・ドル高が進行しドル建ての金は割高となり売られる可能性が高い。本日夜間取引時間は、警戒感から買い手控えられ、かつ先安感を背景とした売りにより値を下げ4000円台割れが考えられる。

夜間取引レンジ　　　3,988円～4,058円

中川