下方硬直性

優利加さん
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昨日の米国株は上昇した(DJIA +32.01 @12,534.67, NASDAQ +17.0 @2,854.06)。ケースシラー住宅指数が前月比で上昇したことが好感されたと報道されている。本日の日本株全般は内需関連株を中心に反発する銘柄が多かった。東証1部では上昇銘柄数が1,206に対して、下落銘柄数は352となった。騰落レシオは111.91%へ上昇した。東証1部の売買代金は9,029億円、また1兆円割れとなった。

TOPIXも日経平均も陽線で反発した。日本経済のファンダメンタルズはそれほど悪くなく、むしろやや良いといえるくらいなので、下方硬直性があるようだ。3月27日高値と4月27日高値を結んだ中期下降トレンドラインを上抜けられるかどうかに注目している。日経平均ベースの予想EPSは770~780円で推移している。これは欧州債務危機や金融危機などの外部の不安材料が無ければ12,000円台となっても不思議ではない水準だ。しかし、残念ながら欧州問題は当分の間、何度も何度も悪材料として相場の頭を押さえることになるだろう。何故なら、現在欧州で起きている問題の根本原因は構造問題であり、流動性の供給などの対症療法では解決できないからだ。

TOPIX +7 @745
日経平均 +67円 @8,730円

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