原発の在り方が問われる中、全国の電力9社の株主総会が一斉に開かれています。この内、東京電力では「脱原発」や「料金値上げ」をめぐって質疑応答が進んでいます。
株主総会は開始から3時間半以上経った今も続いており、午後1時現在、4390人の株主が来場しています。
「こんなにピリピリした株主総会は初めて」(途中退席した株主)
「とにかくこの会社を国有化して新たに出直してもらわないとダメ」(途中退席した株主)
「全然意識改革ができていない」(東京都 猪瀬直樹 副知事)
筆頭株主の東京都からは猪瀬副知事が出席し、経営の透明性を確保することや企業体質の改善などを求めました。また、株主側からは、社員の給料をさらに2割から3割カットするべきだ、などの厳しい意見が続出しています。東電は株主側の提案にすべて「反対」を主張していますが、実質的な国有化を受けて、説得力を持った説明を果たす責任が問われています。(27日13:36)