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本日の夜間立会見通し


21日の東京金相場は、20日のNY金相場が米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和第3弾(QE3)が見送られた事から売りが優勢となり、一時1,590.50ドルまで下落した事などを受け、手じまい売りが先行して始まった。その後、NY金時間外取引が1,600ドルを割り込む局面では、下げ幅を拡大したが、為替相場の円の軟化が下げ圧力を緩和し、4,100円を挟んだ展開となった。今回のFOMCの結果は予想の範囲内で、QE3の切り札は温存された(欧州情勢の悪化などの時の為に温存)。ツイストオペの延長が3カ月と予想していたが、6カ月と予想外だった。この延長が3カ月ではなく、6カ月になった事で、QE3に対する考え方が2通り考えられる事となった。一つは、QE3が先送りされれば、11月の大統領選までに景気刺激効果を与える事は難しくなり、現政権に不利に働くため、9月頃にQE3を決断するとの考え方。もう一つは、11月の大統領選前の金融緩和は打ち止めで、よほど経済情勢が悪化しない限り、FRBは動かないという考え方(共和党の反対が強い事を考えると、年内のQE3はない)になる。何れにしても、カギを握るのは、ユーロ圏である。来週の28・29日のEU首脳会議での、危機対策への進展の結果待ちか?

夜間取引レンジ   4,065円~4,145円

池末
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