先週は、ギリシャの再選挙前で、世界的に様子見気配が濃厚で、NKも上値の思い展開で、25日移動線が頭を押さえていた。で、週末にはついに25日移動線が8650円を下回った結果、金曜日の高値が25日移動線と交差した。
為替も、ユーロ安で円高も解消されずに終わっていた。
$ 78円半ば € 99円台
で、土日は、日本では原発1基が再稼働に向けて動き出したり、消費税14年度から増税の3党合意が形成されていて、復興に向けたエネルギー供給と財源確保がされる見通しになった。ただ、8%を14年度からなので、あくまで、社会保障改革の財源という位置づけである。それまでに、実際の社会保障の形を再構築する予定とのこと。さらに、団塊世代への年金支給が行き詰まるのを防ぐ程度でしかないので、今後の少子化とデフレ経済下での社会保障を維持するためには、景気回復が必須であることは明白。そうでなければ、将来的にさらに増税が必要となりそうなことを一部の政党は理解していないのではないかと心配でならない。
ということで、今週は、あくまで、ギリシャの再選挙で自滅への一歩を踏み出そうとするところをどのように解消していくのか、しようとするのか、を見極めるまでは、日本を含めて、国内の経済政策次第で各国の株価の動向が変わりそうな気がする。よって、日本は、すでに一部の銘柄で上昇の気配があるものの、製造業で輸出が関連するものは相変わらず上値は重いまま、思惑買いでの上下が見られそうな気がする。安全を見込むなら、今週も前半は安定株やチャート的に不安のないものを物色するしかないと憶測する。
個人的には、そろそろ、仕込む銘柄につばを付けてみようか検討したい。