投資の初心者は販売が好調であったり、需要の拡大が
見込めるなど「売上の増加」を基準にして購入する株を
決めてしまう傾向があります。
しかしこれだけで選んでは、その投資が失敗する可能性も
高くなります。
その理由ですが、売上高が増えても売上高利益率の低い
会社の場合、利益がほとんど変わらず株価も元に戻る
ことが大半なのです。
売上高利益率とは、当期純利益の売上高に占める割合を
いいます。
100億円の売上高で純利益が5億円であれば、売上高純利益
率は5%となります。
株価というのは最終的には利益で決まっていきます。
売上高で決まりませんが、これを読み間違えると大変な目に
なります。
利益率の低い業種を選んでしまうと、売上高が上がっても
純利益はなかなか伸びていきません。
それどころか売上高が下がりだすと一気に大幅な減益や赤字
転落になったりします。
私の場合、魅力があると感じている株でも、売上高利益率の
低い会社に投資はしません。
10%以上の会社なら問題なく購入対象になりますが、5%以下
なら基本的に手をだしません。
もちろん例外はありますが、売上高利益率の低い会社、
業種はあまり長期投資に向かないからです。
一時的な人気や売上高の増加で飛びつくと、話題の終わりと
共に株価も元に戻って損をするので気を付けてください。