日経平均、底割れ

昨晩10日のNYは153.54ドル安の11740.15ドル。。1月23日の終値安値をきり、底がなくなった。ちょうど週足遅行線が雲の下限線の手前でぴたりととまったが、ここをきってくれば、週足でも下にめどがなくなり、11000ドルぐらいまで下げるという可能性がでてきてしまう。だが月足のボリンジャーは下に開き、マイナス2σの水準。月足のRCIも降下中でまだ下げ余地があり、最悪期はこれからという形である。信用収縮、景気後退、インフレ懸念という出口のない状況に陥りつつあり、FRBも、あちらたてればこちらがたたずというジレンマの中にあり、お先真っ暗という雰囲気を正直にうつしている。
 為替もアメリカ経済の不調をふまえて、ドル安、円高へ動き、ついに101.70の安値とつらあわせのところまできた。大きな大きな節目であるが、日足、週足、月足のボリンジャーはどれも下に開いていて、まだここで止まる感じではない。ただ、RCIは月週日どれも完全に底にきており、反発の兆候がでてもおかしくない状況ではある。反発のきざしがみえてくれば、円高トレンドも一服すると思われるが・・・
 日経平均は12572を割って12532。ついに一番底も
割ってしまった。常識的には下げが加速する局面。はずみがついてくると、月足の雲の下限線12179あたりまでいってしまうかもしれない。月週日ともボリンジャーは下にひろがっており、止まった感じはない。ただRCIは、為替とおなじくどれも底値圏。NYはまだ旺盛にさげる余地があるが、下げる力は弱まってくるかもしれない。TOPIXは一足先に月足雲の下限線に到達、それをきってきているものの、下げがこれまで大きかった分少しだけ下げしぶり、まだ1月22日の安値をきっていない。ここらでとまってほしいところなのだが、反発の気配はまだない。日銀総裁がきまったりすると、安心感で雰囲気が変わるといいのだが、はかないのぞみか・・・
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