[ワシントン 28日 ロイター] 米スタンフォード大などの研究チームは、東京電力福島第1原発事故の影響とみられる低レベルの放射性セシウムが米カリフォルニア沖のクロマグロから検出されたと、28日付の米科学アカデミー紀要電子版で発表した。
それによると、昨年8月にサンディエゴ近海で捕獲したクロマグロ15匹から微量のセシウム137とセシウム134を検出した。ただ、人が食べても健康に影響を与えるレベルではないという。
研究チームは、クロマグロが太平洋を移動していることから、今回の検出が原発事故による影響だと結論付けている。