ユリウスさんのブログ

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塾に咲く花たち -五月下旬-

 3月の梅や4月の桜の季節にはたまに書いたけれど、五月の花たちは一度もアップしていない。このエントリーは5月19日(土)の「いきいき塾例会日」に会った塾の花たちです。すべてiPhoneで撮ったものです。

シャガ(著莪)


紫の斑の仏めく著莪の花    高浜虚子
花の形でなく、斑(フ)に着目し、それが仏のように感じられたとは作者の感性。

植物名の由来: ひおうぎ(檜扇)の漢名射干からとった。別名は胡蝶が舞っているようなので胡蝶花。

シラン(紫蘭)?


紫蘭さいていささかは岩もあはれなり    北原白秋

植物名の由来: 名の通り、紫色の蘭という意味とは知らんかった。漢名は白及。

ぼたん(牡丹) 


満つる力は破るる力牡丹の芽    加藤楸邨

植物名の由来: 漢名の「牡丹」の音読み。「丹」は赤、「牡」は雄のこと。昔、中国では赤い花の牡丹が最高級品であったが、牡丹の実生は必ずしも親と同じ花を咲かせるとは限らず、繁殖は株分けによっていた。「子供の出来ない(即ち雄の)赤い花」という意味でこの名がつけられたらしい。「百花の王、百花の神」と呼ばれる。わが国では元禄の頃、長谷寺はもう牡丹寺になっていたそうですよ。

内隠(ウチコ)もるふかき牡丹のありようは花ちり方に観(ミ)きとつたへよ    北原白秋


梅の実


花梅の美しさほど 実はつかず    前田徳夫
 花が散ったなと思うとすぐに可愛い実をのぞかせる。実あとの梅ノ木は害虫との闘いが待っています。実際、梅とか桜には本当に害虫が寄ってきますね。その戦いに耐えた梅の老木はどれもこれも風格があります。
 ところで、今NHKの朝ドラで「梅子」さんが活躍中です。ある男、この次に生を受けたら花は絶品の上に、かぐわしく香る梅のような女性を探すと言ったら、傍らから「あんな肌の女が所望?と」突っ込まれたそうな。


若楓(イロハモミジの若葉)


若楓京にあること二日かな    川崎展宏
 楓の美しさはいうまでもありませんが、萌えはじめた若芽が初夏の光をとおしてみるとまた格別の美しさがあります。この楓は塾の庭の自慢の一本です。


この二つ、花の名前をしりません。

知らんではすみません。どなたか、ご存知の方は教えて下さい。
お願いします。



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