フィッチがA＋に下げましたね。ムーディースの基準なら、プレミアム１のゾーンからプレミアム２のゾーンにエ格付けの広域エリアが下げられたことになります。明日の円相場がどう動くかが楽しみですし、機関投資家が国債を安定資産として判断する土俵際に格付けが落ちたとこになります。Aaに戻れれば問題なしですが、A-にもう一段下がったら機関投資家は安全資産とみなさなくなって売り圧力がとまらなくなるでしょうね。猶予期間は、今国会で消費税増税の目星がつけれれるか、財政の収支を均衡に向かわせる改革が動きだすかどうかでしょう。少し前までは国債の95％は日本人が持っているから大丈夫などと脳天気なことをおっしゃている方が結構いましたが、今や93％を切り、国債先物の４割以上は海外の投資家、今度は先物市場で売り崩しが聞くかもしれませんね。数年後の危機として語られていた者が、今そこにある危機となったわけです。スカイツリー騒ぎで隠されていますが、こちらの方が重要なニュースですね。
