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無料株式投資講座開講

Market Data Researchでは、無料の株式投資メール講座を開講することになりました。40回にわたって、市場で利益を上げるために必要な考え方や心構えをお伝えします。実際に私たちが投資に使っているツールや、売買プランの評価に用いている基準などについても公開していきたいと思います。
講座の詳しい内容と受講目視込みについてはTrading Initiative Course申し込みページをご覧ください。
今週の日本市場はゴールデンウイークでほぼ休場と言っても良い状況ですが、月曜の諸外国市場は大きく下げており、為替も夜間には対ドルで79円台となっているため、もしポジションを持ったまま休みに入ってしまったトレーダーは休暇どころの騒ぎではない、という状況かも知れません。確かに先週末は日銀の追加緩和発表やアメリカでの住宅指標の改善など市場は悪くはない状況でしたし、実際にここしばらくのレンジの上限まで株価が動いていました。
しかし、週明けに発表された個人消費支出統計の数字が思ったよりも悪く、さらにはスペインのGDPが0.3%の減少となったことを受け、アメリカ景気の先行き不安と、欧州問題がスペインを中心に再燃する可能性が嫌気されて市場が下落したようです。
どの程度の投資スパンでどのくらいのリスクを許容しているかにもよりますが、このゴールデンウイーク後半を心穏やかに過ごしたいということであれば、ロングのポジションは一旦手仕舞っておいた方が良いかもしれません。普段の市場のように危険な兆候があり次第すぐに手仕舞える状況ではありませんし、何よりゴールデンウイーク最終日の5/6にはフランスの大統領選挙本選が控えています。一応、結果の正式発表は10日と言うことになってはいますが、大勢はその日のうちに判明することでしょう。
サルコジ大統領が再選すれば大きな波乱はないと考えられるのですが、落選した場合には欧州危機への対応でタッグを組んでいたドイツ-フランス連合という形が崩れ、再び欧州の財務問題が市場に大きな陰を落とすことになるでしょう。先月行われた予備選ではサルコジ大統領は首位をとることができておらず、今のところの見通しは市場にとって悪い方向に進む可能性が高いと言えるでしょう。
状況によっては今週のうちからこの結果を織り込んだ動きが出てくる可能性があり、下手にポジションを持ったままだと連休が明けてみたらもうどうしようもない下げ幅になっている可能性も否定できません。ご自身の許容リスクを明確にして、最大の値動きがあった場合にもそのリスクレンジを超える損失が出ないようにポジション調整をしておいた方が良いかもしれません。
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