夜間立会金
27日週末・月末の東京金相場は、26日発表の(米)新規失業保険申請件数が市場予想を上回った事などを背景に追加金融緩和(QE3)への期待から反発した事を受け、小高く始まったものの、お昼過ぎに発表の日銀金融政策決定会合を見たいと向きから、前日終値を挟んだ展開となった。追加金融緩和の発表後は、瞬間に4,300円を割り込むなど、乱高下したが、再び、前日終値を挟んだ展開となったが、連休を前にポジション調整の売りと為替の円高から引けにかけて再び売り込まれ、4,300円を割り込んで取引を終えた。連休前のビッグイベントのFOMC,日銀金融政策決定会合を消化し、これ以上の金を買い上がる材料は乏しい。NY金はチャート的には一目均衡表の週足の基準線1,660ドルと雲の下限1,615ドルのレンジ相場を脱していない状況である。東京は、ゴールデンウィーク前である為、ニュートラルでGWを迎えるのが無難か。本日は、スペイン失業率(16:00)、(米)1~3月期GDP(21:30)、(米)ミシガン大学消費者信頼感指数(22:55)がある為、この時間帯の為替の値動きに注目。
方向性 揉み合い
夜間取引レンジ 4,275円~4,331円
池末