夜間立会見通し(2012-04-26 17:00)

夜間立会

26日の東京金相場は、25日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では追加金融緩和(QE3)が見送られたものの、この結果は事前予想の範囲内で、NY金相場への影響は少なかった。東京金相場は、昨晩の夜間取引で50円超の乱高下はあったものの、日中取引は、新甫発会値の4,307円を挟んでの小動きな展開となった。市場の関心は、FOMCを通過した事で、早くも日本の連休中に発表される米雇用統計(5月4日)や、仏大統領選・ギリシャ総選挙(5月6日)に移っている。また、5月7日には、インド政府が金輸入税引き上げ問題について、実際に撤回するか否かの結論を出すと見られている。インドは米大手格付け会社に格付け見通しを引き下げられており、財政再建を優先すれば、撤回しないという選択肢もあり得る。そうなった場合は、再び宝飾店がストライキに突入し、現物需要の減少が相場の一段安に繋がる可能性もある。しかし、NY金は1,600ドル近くに下落した局面では各国の中央銀行の金買いが観測されており、これが下支え要因となっている。現状の東京金はボリンジャーバンドのアベレージラインと-1Q,-2Qレベルのバンドウォークでの揉み合い、レンジ抜け待ち状態。

方向性         揉み合い
夜間取引レンジ       4,275円~4,345円
 
池末

日本ユニコムコールセンターsupportコース取引さんのブログ一覧