新規公開から爆騰続けるエイチーム
社長は中卒というから意外でした。
9歳でお父上亡くされ苦労なされたんでしょうが、今や時の人に。
小学校からプログラミングって凄いですわ。
会社の名前の由来が特攻野郎Aチームからってのも意外でした。
いったい株価はどこまで飛ぶのかな。
俺は見てるだけですけどね。
AKBで大ブレーク!中卒社長の“特攻野郎”人生
http://www.zakzak.co.jp/economy/investment/news/20120407/inv1204071428000-n1.htm
AKB48のメンバーがセンターポジションをかけて戦う携帯電話向けゲームを開発した「エイチーム」(本社・名古屋市)が4日に東証マザーズに上場後、株価は爆騰状態だ。林高生社長(40)は小学校でコンピューターのプログラミングを始め、中学卒業後、新聞配達や塾経営を経て25歳で創業した異色の経歴の持ち主だ。成功の秘密を林社長が本紙に明かした。
「長期的にみればまだまだ成長している企業、期待していただきたい」
株価急騰を受けて林社長はこう語った。同社株の初値は公開価格1080円に対して2923円。上場3日目の6日には値幅制限の上限にあたるストップ高(700円高)の4125円と、公開価格の3・8倍にまで上昇、相場が軟調な局面で突出した人気となった。
同社の主力事業の一つは携帯電話やスマートフォン、タブレット端末向けのゲームやアプリケーションの開発や運営。アップルのiPhone(アイフォーン)やiPad(アイパッド)、グーグルのアンドロイド端末向けのゲームやアプリ配信にも力を入れる。
SNS大手グリーとの協業第1弾として投入した「AKB48ステージファイター」の累計登録者数は、グリー史上最速で200万人を突破した。
同社はソフトの企画から開発、運営まで一貫して社内で手掛けている。「失敗しても開発スキルを社内に残すことができる」というメリットがあるという。
もう一つの柱として、引っ越し価格の見積もりサイト「引越し侍」や中古車の査定サイト「ナビクル」などを運営している。「安定的な成長を見込みやすい」という。
林社長は岐阜県土岐市出身で、9歳のときに陶芸家だった父親を亡くし、母親が5人の子供を育てた。
コンピューターのプログラミングを始めたのは小学5年生のころ。クリスマスプレゼントとして買ってもらったトミー(現タカラトミー)の子供用パソコン「ぴゅう太」だった。簡単なゲームをプログラミングできるもので、価格は6万円近く、おもちゃとしてはかなりの高級品。
「家は貧しかったんですが、工面して買ってもらいました」。それから自作ゲームなどプログラミングの世界にのめり込んでいったという。
中学卒業後は、新聞配達などのアルバイトで生活費を稼ぐように。大検に合格したが大学に進まず、学習塾経営を経て、1997年、ソフトウエアを受託開発する個人事業として「エイチーム」を創業した。
1人なのに「チーム」と名付けた社名の由来は米ドラマ「特攻野郎Aチーム」から。「いろんな分野のスペシャリストが解決するというところにあこがれた」。
2000年に有限会社化し、04年に株式会社化。06年に国内初の携帯電話向け多人数同時参加型オンラインロールプレーイングゲームの「エターナルゾーン」がヒットするなど順調に業績を伸ばした。
同社の2011年7月期の単体売上高は40億円、最終利益は2億5800万円。12年7月期は売上高は約3割、利益は約5割増える見通し。「チーム」も今年3月末時点で236人にまで増えたが、「100年続く会社を目指す」と目標は大きい。
林社長は、同社株の4割超(130万6000株)を保有する筆頭株主。おせっかいながら6日時点で保有株を時価評価すると、約54億円になる。
父親の死後にできた家庭の借金を20代のときに引き受けた。いまや「返そうと思えば返せる」と言うが、あえて月10万円ずつコツコツと返済し続け、「完済まであと5、6年かかる」という。その堅実さは、かつてのITバブルに踊った面々と一線を画しているようだ。