先週、IMF財源強化され、5000億ユーロから、7000億ユーロに拡大されることになった。9400億ユーロは、ドイツに拒否された。これを受け、株が上昇し、円が安くなった。
一方で、中国の景気が懸念され、豪ドルが下落している。中国工商銀行、中国銀行の不良債権比率が上昇。
アメリカの経済指標は、まちまちであった。FRBがインフレ抑制策として、フェデラルファンドを0.75に上昇させるかもしれない。
ユーロは、ユーロ圏の銀行の状況は、依然として弱く、債務水準は、なお上昇している。そのうえで、経済状況が弱い状況である。イタリア、スペイン国債の利回りは、上昇しているが、需要は底堅いようである。
日本は、日銀が、緩和的スタンス(自己防衛のため)であるが、どじょうが、増税しようとしており、もし増税となれば、財政が、健全化するので、円は、結局、高いほうに動いていくと考えてよいのではないかと考えている。
以上のことから、各通貨の今後の高安を考えてみると、ある意味では、安定していくだろうと考えている。おそらく、FRBの金融政策が、次第に、超緩和策からシフトしていくものと考えられるので、ドル高になるかと考えている。ユーロも今のところは、安定しており、フランスの大統領選挙が4月22日にあるので、ある程度の値動きがあっても、おかしくないところである。
<為替相場>
ドル円 81.80~83.50
ユーロ円 108.20~111.80
ユーロドル 1.3150~1.3450
重要指標の市場予想も、それほど、おかしい予想はないので、指標では動きにくそうである。もし動きがあるとすれば、4月4日と、5日のアメリカの、雇用関係かと考えている。この指標の前に、ドルが、上昇していれば、指標と関係なく、利食いがなされるのではないかと考えている。また、今週は、4月3日のFRBの議事録、4月4日のECB政策金利、4月5日のイギリス中央銀行の政策金利の指標以外の、ビックイベントがあるので、こちらのほうに、より注意するべきか。
ここは、短期勝負の逆張りで、対応したいところである。
原油が、値上がりしているので、FRBとしても、緩和的スタンスを、強調しにくいのではないかと考えている。
<株式相場>
日経平均 9900~10250
あまり動きそうにないかな?そこで買っている連中が、買いあおってくるのではないかと考えている。銀行の、保有株が、含み益状態である。
あまりあせらず、ゆっくりと、利食いしてくるのではないかと考えられる。
道路で、引かれている猫を見て、一句!
とらねこや ねこであるのに なぜかのしいか(字余り)
のしいかか のしいかでなく なぜかとらねこ(字余り)