円高振れの中、週末・年度末の相場展開だった・・・か。
10000円台をかろうじてキープしたということになる。日足として見ると、今週全体では、高値更新も見られたが反落しており、週足で見れば、日柄調整の範疇とも言えるのかも。
その週足で見ると、上昇トレンドは継続中で、円がドル82円ユーロ110円をキープしていれば、10600円までは4月中に達成できそうだ。併せて、11000円は難しそうだとも憶測されるが、円安が進めば可能かも知れない。
為替の11:30現在では
$ 82.3円 ユーロ 109.8円
海外市場
香港 続落で、底値圏に。 上海 続落中で、3ヶ月前の底値に向かっている。
英国 続落中で、3ヶ月前の安値を下回った。 ドイツ 続落で、3ヶ月前の高値を下回った。
アメリカ ダウ、ナスダック、S&Pいずれも高止まりでやや下げている。日本とほぼ同じ調子。今夜は、やや上げて今期を締めくくると見られているらしい。
pics 良いはずがない。グリーも利確売りで伸び悩み、打つ手無し。リアルも、含み損が出ている。
メモ
来週の憶測だが、円レートが、ドルは経済動向で株価と連動しているので、ドル高円安は進行しないようだし、ユーロは輸出がユーロ回復高で伸びないために上がらないようで、これもユーロ高には進みそうにない。よって、アメリカが回復しても、相対的に他が伸び悩むことになり、日本もその範疇となりそう。
つまり、これ以上円安に進むことは想定しがたく、輸出関連株が急進して他を引っ張ってきた今月までの状況は、緩やかに納まると憶測できる。後は、国内需要・消費の促進だが、消費税問題とエネルギー不足問題が懸念材料となって、低迷し、経済回復の足は遅くなりそう。
よって、来週は、10000円を挟んでの材料次第の相場で、再来週に好転できるかどうかというところではないだろうか。(上昇志向が続いていて10500円越えを目指す限り、こんなシナリオしか出来ない)
ただし、上記の推測は、日銀や国外の関係者が大きな材料を提供しない限りということになる。景況感指数などに注目する事は基本となろう。
また、個々の銘柄については、決算状況が特に注目されることになるが、活発な経済活動にも関わらず、消費や輸出はこれから伸び悩む可能性を考慮しない業績見通しは、あてにしにくいだろう・・・。