モウ山 ウシ象さんのブログ
負け犬の、負け犬による、負け犬のための相場展望68
円が、日本の経常収支が、黒字化したことで、円高に振れる。豪ドルが、中国のPMIが50を下回ったことにより、暴落(5か月連続で、50を下回る)。しかしながら、いつもながら、ヘッジファンドの好き放題が続いているというべきか。中国のPMIが、5か月連続で50を下回ったからといって、豪ドルを売りたたく不思議な行動である。それが、3か月であろうが、4か月であろうが、関係ないはずであるのに、なぜか、5か月連続で、暴落。不思議なことである。ちなみに、暴落したところを、少しだけ、買って、短期トレードで、少しだけ儲けさせていただいた。
ユーロは、週の途中で、ギリシャ新発債が暴落。それに伴って、ユーロも下落。ギリシャ新発債は、商いが薄いとのこと、つまり、相場操縦がしやすいということである。
ユーロは、週末、上昇して終える。ユーロ圏救済基金が7000億ユーロで合意か?に、反応したのか?あるいは、アメリカの住宅指数に反応したか?
<為替相場>
ドル円 80.20~83.20
ユーロ円 107.20~111.20
ユーロドル 1.2980~1.3350
ギリシャネタで、ユーロを動かしてくる可能性ありか?ギリシャのユーロ圏離脱。フランスの大統領選挙。まだまだ、ユーロは動きが荒れそうである。
豪ドルが、中国のPMIに反応して、下落トレンドを描いている。
来週も、重要指標で動きそうであるが、市場予想が、それほど、おかしな予想ではないので、余り動かないかも知れなと考えている。
チャートを見ながら、節目節目の、逆張り、短期トレードが有効かも知れない。
3月30日の、アメリカ指標が多く出るが、市場予想もそれほどおかしくないものであるので、あまり動きそうにないか?
<株式相場>
日経平均 9980~10350
株もそろそろ上昇一服か?この先、円がどこまで円安方向に動くかというところである。
割安銘柄は買いで、放置プレーでOKであるが、勢いで買った銘柄は、利益確定しようか?といっても、割安銘柄しか買っていないので、放置でOK。
日本の弱電は、おそらく、構造的な赤字であると考えている。売れないうえに、いろいろ機能を付ける。機能をつけたところで、使いこなせないか、ほとんど使わないか、使う機会がないか。そんな、製品を作っても仕方がないというところか。
シャープは、もう、パソコンを作っていないが、ウシ象の以前のパソコンは、シャープのであった。シャープのメビウスは、モーターの音がほとんどせず、かなり使いやすかったのであるが、端子の部分がつぶれてしまい(まだ使用可能であった)、仕方がなく、富士通のFMVに買い替えた、このパソコンは、モーター音が五月蠅く、使っていると、イライラしてくるのである。値段の高い、日本製のパソコンを買わずとも、やすい、レノボのパソコンを買えばよかったかと後悔している。安いうえに、性能も向こうのほうが上である。
それが、現在の、日本の家電が置かれている状況である。それが、パナソニックの6800億、シャープの2500億(正しい数値は忘れたが)という結果につながっていいるのではないかと思うのである。
そうであるならば、日本の家電メーカーの株は買うべきではないのではないか。日立、東芝は、家電というよりも、重電に力を入れている。特に日立はそうである。日立は、さらに、原発の仕事も舞い込んできている。
弱電は、ダメで、重電は、良いというところか。
太陽光パネルは、中国のサンテックが一人勝ちの状況である。シャープが、このさき、さらに、太陽光パネルに力を入れたとしても果たして、儲けがでるのかどうか。
モウ山の独り言
ふつう、小回りの利くのは、大企業か、中小企業かとたずねられたら、おそらく、ねずみを想像して、中小企業と答える(小さいのは動きが速いと考えるから)。
しかし、これは間違いである。大企業のほうが、素早いのである。
なぜか、それは、資金面である。中小企業は、新規事業を興そうと、銀行に、借金をしようとしても、利率が高くなる。大企業の場合は、利率は低い。また、中小企業は、借りれる資金が限られているのである。つまり、設備を一切合財入れ替えるわけにはいかないのである。
あとは、人材の面が問題になってくるのである。大企業の管理職ともなると、かなり、優秀な人間がそろっているが、中小企業の管理職は、ほとんどが、その会社に長く務めているからという理由から、管理職になっている場合がある。これの恐ろしいところは、その管理職が、今まで、その会社に長く務めていたというところなのである。つまり、儲からなくなっても、同じやり方をしようとするのである。どうすれば儲かるのかと、考えずに、同じやり方で、同じことを繰り返し、挙句の果てに、赤字が垂れ流し始め、それが恒常化し、そして、社会から消えていくのであるのである。
もちろん、波があるから仕方がないと主張するのであるが、職業が、サーファーでもあるまいし、波に乗れないから、金が稼げないなどという言い訳は、言語道断である。
また、困ったことに、今までの、やり方が、最も、その管理職にとって、居心地がよかった環境というところも問題になってしまうのである。
つまり、儲からないという状況を、改善しようとするのではなく、最も居心地の良いやり方で、ビックウェ~ブが来るのを待つ。そして、波乗り、サーフィンUSAである。それは、神への祈りにも似た行為。
少しものをうごかすのに、数か月が費やされ、まるで、粘菌の動きのごとくゆっくりとしており、まるで動きがないように思えてしまうのであるが、100倍速ぐらいのはやさで、再生してみると、なるほど、少しは動いているのであるなと、わかるぐらいである。ときどき、テレビなどで、花が咲く様子を、早送りで、再生したりしているが、あれである。
ということで、大企業のほうが、人材面、資金面、設備から小回りがきくということになるのである。
まあ、ウシ象は、あまり優秀ではないのですけれども。
上記のことに、すこし関係しているのであるが、最近、20年ほど掛かって、ようやく、あることに気付いた。あまりにも、時間が掛かってしまったのであるが、あまりにも簡単なことであるが、あまりにも簡単なことであるがゆえに、見落とされがちになってしまい。ウシ象も見逃してしまっていたのであろう。う~ん、20年、あまりにも、時間がかかりすぎてしまったか(すこしだけ、利口になったウシ象であった)。
企業についてのお話とても勉強になります!m(_ _)m
日本の弱電のお話は的を獲ていると思います。
今はユーロドルを売り持ちしているのですが、
今のレベルはモミ合う可能性もあるように思えるので、
踏まれたらハッキリとした売りの形ができるまで様子を見ようと思っています。
新興国景気が中国だけ悪い原因は、欧州のせいと考えれば良いでしょうか?
中国は下水など都市整備事業が残っているので、
景気悪化は短期的な可能性があるとのコメントを見たのですが、
モウ山先生は今の中国景気をどのように見ておられますか?
返事が遅れてすいません。
この先の、進路を決断する必要があるので、日記の確認ができないでいます。すこし、悩んでいるところです。
中国は、この先も、環境など、様々な、インフラ整備が残っていると考えているので、たとえ、景気が落ち込んだとしても、公共事業という切り札が残っていると、ウシ象も、考えております。
ただし、中国工商銀行、中国銀行の不良債権比率が高まっていること、おそらく、中国人は、中国の不動産に、今後、投資しないであろうこと、また、その資産を、中国から他国にシフトさせている恐れもあり、中国は、かなり、危険な状態にあるのではないかと考えています。また、わけのわからない投資対象に、資金が向かっているというところも、日本のバブル期の再現を見ているようです(幻視 以前、どこかで見たような風景が広がっている)。
さらに、中国の安い人件費という武器が、だんだん、国際競争力としての武器として、利用できなくなってくるのではないかと考えています。そうなれば、中国以外の国に、工場を立てれば済むことで、なにも、中国に、工場を建てる必要がなくなるということになります。
いままでの、中国の経済発展が、投機資金により、なされたもので、それは、水膨れしていたもので、価値のないものに、価値をつけていた状態で、今後、中国は、そのような、無駄なぜい肉を、削っていく必要があるのではないかと考えています。
15億人の人口を抱える中国としては、その食いぶちを、稼がねばならず、ますます、難しい問題を抱えることになるのではないかと考えています。
実体経済と、資産経済とのかい離があると考えています。
問題は、欧州だけではなく、中国国内にも、存在していると思います(王様の耳はロバの耳)。
コメントありがとうございます!m(_ _)m
中国の富裕層がイギリスの不動産を、
積極的に買っていると言うコメントを見ました。
自国で自分の土地を持てない事が、
中国人の海外不動産投資が積極的な理由らしいです。
モウ山先生のコメントを読ませてもらい、なるほど!と思いました。
昨日大手家電メーカーの品証部の人から、今の中国の話を聞いたのですが、
中国人は裕福になったせいでまじめに働かなくなり、
不良品が増えているそうです。
工場ができた頃は生活のために働いていたので、まじめだったそうですが、
今は仕事をすぐやめるし、不良品も多い、
上海から300km以上離れた場所でコレですから、
人件費がさらに高騰すればモウ山先生の読み通りになるような気がします。
モウ山先生ほどの方が悩むと言う事は一大事だと分かりますので、
コメントの返事は気になさらず、
ブログに使う時間も進路を考える時間に使ってください。