本日の日中取引時間は、22日のNY市場がユーロ圏の経済活動の縮小や中国の製造業活動の弱まりを背景に下落したことと為替の円高・ドル安を受け手じまい売り先行となり安寄り。その後NY時間外取引の値上がりに一旦は4400円台を回復するも、結局前日比38円安の4395円で終了。ここにきて世界的な経済状況の見直しが広がりリスク回避モードが高まっている。また中国の景気後退懸念は、金の需要減に結び付き下振れリスクとなりやすい。その一方で米国の経済関連指標は好調さを示しているため追加金融観測はさらに後退し、金の上値を重たくしている。当面下値模索の動きが続くと思われる。また為替市場は世界的な景気減速懸念の高まりで比較的安全な円が買われやすく、よって円建ての国内価格は下げに拍車がかかりやすい。本日の夜間取引時間も流れに変化は無いと見る。場合によっては4300円台割れも想定し、戻り売りで対応。

方向性         戻り売り
夜間取引レンジ   4,301円~4,425円


コーン
22日のシカゴ市場は、米農務省の週間輸出成約高が市場の予測を上回る発表だったため、テクニカル的な買戻しにより値をもどしたが、中国とユーロ圏の経済成長減速懸念が上げ幅を抑制した。また株安・原油安によるリスク回避モードの高まりも買いを手控えさせた模様である。ただここまでの上昇分に対する利食い調整も一巡したと思われるため、下値は堅そうである。依然作付け増加観測が上値を抑えているが、現状先行きに対する判断に変化はなく、よって本日の夜間取引時間においても買い方針継続である。

方向性         押し目買い
夜間取引レンジ   24,320円~24,680円

中川
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