夜間立会

東京市場日中取引時間は、21日のNY市場が引き続き方向感に乏しい小幅高の取引であったことに加え、為替の円高・ドル安を受けた手仕舞い売りに値を下げて始まる。一時はNY時間外の上昇で下げ幅を縮小する時間もあったが、結局前日比20円安の4434円で終了。ドル建ての金は1650ドル割れには安値拾いの買いや現物筋の買いも入るが、ファンド勢の投資意欲の後退や先高予想の買いが追随してこないため、依然上値が重たい取引を続けている。先行きは極めて見極めづらくなってきた。今後高どまりが続く原油相場の環境下でも、各経済圏の経済指標が景気回復を示すものであれば、インフレ資産ヘッジとしての金の役割が高まるであろう。ただ、まだ国内外とも下値模索の時間であろう。本日夜間取引時間は、更に円高・ドル安が進行するようであれば、4400円割れも想定される。よって戻り売りが有利と考える。

方向性         戻り売り
夜間取引レンジ   4,377円~4,485円


コーン
本日日中取引時間は続落。21日のシカゴ市場は、月末に米農務省が発表する作付け意向面積報告を前にして増加観測による手仕舞い売りと、テクニカルな売りで下落した流れを受け、買い方の手仕舞い先行。その後も軟調なまま推移し結局前日比180円安の24550円で終了。現在米主要生産地帯は作付けに適した天候が続いており、作付けが順調に進む可能性が高い。作付けが早まれば、生育に最も重要な受粉を高温時期から避けることができ、生産増となりやすい。となれば現在の天候状況が続く限りは、圧迫材料となり、その前提で判断せざるを得ないか。しかし安値は需要の喚起・特に中国の買いつけ増が予想されるので、ここからの下げ余地は乏しいと考える。高値掴みに注意をし、円高で安くなったところを買っていきたい。

方向性         押し目買い
夜間取引レンジ   24,300円~24,650円

中川
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