今年は行ってきました、東証IRフェスタ
(※去年は震災により行けず)
今回も気の赴くまま会社のブースを覗き
素朴な質問を担当の方にぶつけてきました
そのリポートを三社ほど載せたのでどうぞご覧ください♪
●まずは京急鉄道(9006)。
グループの営業収益の内訳をみると、
交通事業が1,145億円で32%、流通事業(スーパーや百貨店)が1,091億円で31%。
むむ、もはや鉄道会社と呼べないぐらい流通事業の割合が高くなっています。
と、言いたいところですが、営業利益の割合では
交通事業が129億円で72%、流通事業が4億円で2%。
…やっぱり、柱は交通事業ですね。
そんな京急ですが、神奈川のスーパー、もとまちユニオンを展開するユニオネックスを買収したりと、
流通事業も積極的に展開中。
担当の方と話して印象に残ったのが、駅の構内にセブンイレブンを入れているんだそうです。
セブンに駅スペースを貸して、テナント料をもらっているのかと思ったのですが、さにあらず!
セブンとフランチャイズ契約をして、京急が駅構内のセブンを運営しているそうです。
なかなか面白い戦略です。
●続いて東急鉄道(9005)。
こちらは営業収益が交通事業が919億円、流通事業が2,405億円と、
流通事業が倍以上で逆転しています。
営業利益は交通事業が188億円、流通事業が57億円。
なので、やっぱり柱は交通事業。
…と、言いたいところですが、ちょっとお待ちを
実は東急は不動産事業の営業収益が612億円、営業利益が119億円で、
交通事業に次ぐ柱の事業となっています。
担当の方とも話したのですが、やはり不動産事業には力を入れているとの事。
今までは所有している土地を単に切り売りしているだけだったのですが、
今は賃貸業へと舵を切っているそうです。
大型商業施設、たまプラーザ・テラス、二子玉川ライズなどが完成し、
今度は渋谷ヒカリエを開業予定。
安定した鉄道事業で稼いだ資金を、不動産事業へ向けるという構図が見えました。
(もちろん、鉄道も地下化など投資しています。)
今後はディフェンシブではなく、景気敏感株になるのかもしれませんね。
●鉄道、鉄道と続きましたので、ラストはお空。
いや、銀河鉄道ではなくて(××;)
スターフライヤー(9206)です。
LCC(格安航空会社)でもなく、フルサービスキャリア(日航とか全日空)でもない、
中間の価格帯で勝負する航空会社。
ブースには実際のシートが設置されていたので、試しに座らせてもらいましたが、
皮製のシートは質感や座り心地もまずまずでした。
「価格競争だ!」とか「高級路線の付加価値勝負だ!」とかみんなが右へならえの戦略ではなく、
ちょっと目を向けていない所(このケースはミドル路線)で勝負をするのは、評価できます。
(そう、わたしは高級路線を否定しているのではなく、
右へならえ戦略を疑問視していまして。)
もちろん、分かりやすい価格競争に勝てない可能性もあるので、注意は必要ですね。
近頃ニュースではLCCだ何だと、
ピーチ(ク、パーチク)言われていますが、こちらも注目ですね。
あと、気になった事を1つ。
この航空会社の飛行機のデザインですが、上部が黒だったこと。
恐らくイメージカラーを黒にしているためその様なデザインなのですが、
黒は太陽光の熱を吸収し、冷房費用がかかるため一般的な航空会社は黒を避けているのです。
このデザインにより冷房費用がかさまなければ…と老婆心ながら思いました。
以上、今回は勝手に交通・移動をテーマにリポートしました。
いかがだったでしょうか? 参考程度になれば、幸いです♪
(もちろん、投資する際はご自身でしっかり確かめてから判断してくださいね!)