刑事事件で有罪が確定するなどした医師や歯科医師ら38人の行政処分が決まりました。ウソの病名をつけて診療報酬を不正に請求し詐欺罪で有罪が確定した元厚生技官の医師は、医師免許の取り消しとなりました。
厚生労働省は5日、刑事事件で有罪が確定するなどした医師や歯科医師38人について行政処分を決め、このうち最も重い医師免許の取り消し処分は6人と、1回の処分では過去最多となりました。中には、ウソの病名をつけて診療報酬を不正に請求し詐欺罪で有罪が確定している元厚生技官の菅谷良男医師も含まれています。
また、今回の処分から、診療報酬を不正に請求し保険医の取り消し処分を受けた医師らについては金額にかかわらず厳罰化する方針を取っていて、6人が医業停止3か月の処分となっています。
(05日13:04)