早く儲けようとするより早く行動すること その2

坂本彰さん
坂本彰さん

前回の続きです。


前回は長期投資のメリットについてお話をしましたが
複利の効果は企業規模、利益の拡大についても言えるのです。


例えば2012年時点で売上100億、純利益が8億円で1株利益
100円、株価が800円の企業、A社があったとします。


この企業が年率10%で拡大を続けられたとすると、10年後
30年後にはどんな企業になっているでしょうか?


(もちろん毎年順調に拡大することはありませんが、それでも
売上、利益が10%伸びるのは珍しいことではありません。)


計算をしてみると・・・


10年後 売上高259億円 純利益20億円

30年後 売上高1,744億円 純利益 139億円


1年目の1株利益は100円でしたが、10年後は259円に、
30年後は1,744円という結果になります。


一株利益と同じ伸び率で株価を計算しても、株価が800円だった
A社の株価は10年後には2,072円に。


30年後には13,952円になります!


さらに毎年2%の配当金の出していたとしたら、あなたの資産は
もっと増えているはずです。


今回はわかりやすい事例をあえて出しましたが、


投資に興味を持たれている方に私から言えるアドバイスは、大きな
リターンを狙おうと考えるよりも、少しでも早く行動して株を長く
続けることです。


人より遅れてスタートして早くゴールしようとするのは、複利の
効果を考えてみると、かなり難しいです。


それよりも若いうちから資産運用を始めることで、複利の力を
味方につけたほうが投資をするには非常に有利なのです。


この時に注意することは、日々の相場に一喜一憂しないこと、
常に長い目で見ながら判断することです。


近視眼で見ると相場はダイナミックに動いておりますが、それに
振り回されないことが大切です。


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http://saig.livedoor.biz/archives/2415756.html

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