乗客の皆さん狭い機内から解放されて、空港ビルディングに流れ込んでいきます。
多くの人は、旅行カバンがグルグルまわる回転寿司のでかいやつの前で虎視眈々と待っております。
わたくしや旅慣れているクールパーソンはそんなものは目もくれずに
さっとexitへ。うーん、カッチョエーのう。
しかし出口には、頼みもしないのに新郎新婦が待っております。
あのバカ、観光客を待つ現地旅行会社のアホな社員みたいにボードを掲げておりました。
My dear uncle I love you welcome to Hawaii だって。
初めてワイハに来た田舎のおっさんじゃねえつーの。
恥ずかしいたらありゃあしない。
わたくしを見つけるなり、大きな声で「おじさん、こっち、こっち。」などとほざく。
恥ずかしさ×2倍
さっきまでの優越感が跡形も無く吹っ飛んでしまいました。
近づくなり、ぎゅーっと抱きしめるんだものね、これで恥ずかしさ3倍。
そして、今度は初めてお会いした新婦のキャサリンさんがこれまたぎゅっとハグ。
オオー、長身で金髪のナイスバディのお嬢さん。これはヒジョーに良かったのう。
白人さんに抱擁されたなんて、六本木の外人パブ以来ですな。
そんでもって、頬にキッス。これにはさすがに赤面してしまいました。
そしたら、あのバカがゲラゲラ笑っております。
あのなー、おじさんをからかうのではない。日本のおじさんはこういうのに慣れていないのだ。
まー、いいか、ちょっと嬉しかったし、へへへ
空港を出て、車で予約していたホテルまで行ってチェックイン。
テツ(新郎)は家に泊まれって言ってくれたが、
たとえ気心が知れた者の家でもやっぱり気兼ねするもの。
ホテルの方が気が楽だし、一人で行きたいところもある。
しかし、今日はわたくしのwelcome party があるので一晩は泊まる事になっている。
テツが夜迎えに来るまで、ベッドで休息しましょう。