以上、長々と、しかも噛み砕きすぎるほどに、マクロ経済政策について書いて来ましたが、マクロ経済政策の根幹(基本戦略、基本戦術)というのは、どこの国でも、かつ未来永劫変わりません。
それは、マクロ経済政策に大きく影響する市場原理が、人間が社会を形成する以上、物理法則の如く不変で、どこでも常に作用し続けるからです。
マクロ経済政策の根幹が普遍的ならば、潜在成長率=投資収益率が安定的に高くなる国は、この根幹への忠実度が高い国です(今は米国)。
この点から世界全体への投資配分=グローバル・ポートフォリオが自ずと決まることになります。
で、資本移動の自由化が進んだ現在では、各国景気の連動性は高まっているので、世界景気の変動に合わせて、各投資国における債券:株式のウェイトを調整すれば良い、ということになる。
マクロ経済政策のウオッチは重要ですね。