ギリシャの新たな緊縮策の決定に時間がかかっていることについて、フランスとドイツの首脳はいら立ちをあらわにし、決断を迫りました。
フランスのサルコジ大統領とドイツのメルケル首相は６日、パリで共同記者会見を行い、ギリシャの連立与党による新たな緊縮策の協議がまとまらないことについて、「今、決断しなければならない」「さらに日数をかけたとして、どれだけ意味があるのか疑問だ」などと、いら立ちをあらわにしました。
新たな緊縮策の実行は、ギリシャがＥＵやＩＭＦから１３００億ユーロに上る２回目の支援を受けるための条件になっていますが、ＡＰ通信によりますと、６日に予定されていた連立与党内の話し合いが７日に延期されるなど、ギリシャ政権内でいまだ合意に達していません。
サルコジ大統領は、「改革が行われない限り、融資は行われない」と決断を迫りました。
(07日03：06)
